新濠天地棋牌,赌场现金网（文化財保存修復研究所）と愛知県立大学（日本文化学部）が主催する芸術講座《災害と文化財》講座シリーズ 第10回記念講座「災害から地域の文化を護る-大学に求められるもの-」を開催いたしました。

　愛知県美術館 保存担当学芸員?桒名彩香氏を講師に迎えた基調講演では、東日本大震災や能登半島地震における文化財レスキュー事業や現場における作業の様子などお話しいただきました。また、本学日本文化学部を卒業し、学芸員として文化財の保存や展示企画等に携わる西尾市岩瀬文庫学芸員?青木眞美氏と多治見市モザイクタイルミュージアム学芸員?清水雄也氏から、それぞれ所蔵する文化財の保存や企画?展示について、また地域での災害に対する役割など講演をいただきました。
　また講演後は、同じく学芸員として地域で活躍する卒業生である半田市立博物館学芸員?石川萌恵氏と知立市歴史民俗資料館学芸員?木全花南氏を加えた座談会を行い、大学に求められるものとして、地域におけるネットワークづくりに積極的に関わること、また学生?教員が文化財レスキューの活動を経験する機会を持てるようにすることが重要であるとの提言をいただき、多くの質問にも回答いただきました。

　当日は一般参加者や学生を含む120名を超える参加者があり、受講後の感想として、「卒業生が実践で学んだ経験を元に、広く後生に伝えることに大変な意義がある」「美術館や博物館に行ってみたいと思った」などの声も寄せられました。